第6回バッタ調査会と海浜性昆虫観察会

昨日までの雨はすっかり上がって、絶好のバッタ調査会日和となりました。小学生を中心に総勢61名の参加がありました。青空の下元気に網を持って走り予想以上のバッタを捕まえることができました。

バッタ捕り名人たち

バッタを種類ごとに分けてケースに入れます。そして、講師・山下響さんからバッタのお話を聞きました。

白塚の浜を愛する会名物 浜メシ、今回は「豚丼とフルーツ」  大きなお鍋にいっぱいあった豚丼は完食しました。お米も3升5合完食しました。

12時からバッタの標本作りを実演   希望者は残って見学

同定と数の確認作業  参加者が帰った後に

 今年は山下さんの提案で、昆虫の体温を下げて個体数確認作業を行う予定でしたが、捕獲された昆虫の数が予想を上回り、時間内に確認作業が収まらず参加者のみなさんに見てもらえず残念でした。

 確認作業のやり方は、発泡スチロールに蓄令材を入れ箱内の温度を下げ、昆虫の入ったケースを入れる。動かなくなった昆虫の同定と個体数の確認をする。数分のうちに太陽の熱でみるみるうちに動き出し放中しました。

※ 調査結果

  1. ヤマトマダラバッタ ➡ 168
  2. マダラバッタ ➡ 34
  3. クルマバッタモドキ ➡ 25
  4. ショウリョウバッタ ➡ 32
  5. ホシササキリ ➡ 14
  6. ウスイロササキリ ➡ 1
  7. エンマコオロギ ➡ 1
  8. チョウセンカマキリ ➡ 1
  9. トノサマバッタ ➡ 19
  10. オンブバッタ ➡ 4
  11. ハネナガイナゴ ➡ 1
  12. サトクダマキモドキ ➡ 1

※ 全捕獲数は、301匹でした。そのうちヤマトマダラバッタは168匹でした。

※ 例年は1時間虫取りをしましたが、今年は人数も多く45分間虫取りをしました。

※ 調査結果、半数以上が希少種「ヤマトマダラバッタ」であり結果は、白塚海岸は良好の砂浜でした。偶然にもカワラハンミョウも観察でき、実りある観察会になりました。(山下)

まとめ

★ヤマトマダラバッタは、良好な砂浜である事を示す「指標となる昆虫」です。

★調査会は昆虫が産卵を終えた10月に行い、環境に悪影響が無いよう注意を払っています。

★捕獲した昆虫は調査終了後には全て放虫しています。

★みなさまのご協力により、調査会が無事に終わった事に感謝しています。ありがとうございました。

                                                 白塚の浜を愛する会